令和3年3月31日現在、町内の高齢化率が高いのは中央区で、65歳以上の高齢化率は30%を超えており、75歳以上でみても33.5%と、住民の半数が高齢者、1/3が75歳以上となっています。
空き家発生のタイミングとして、相続の発生や施設や病院等への入所・入院などが多いことを考えると、今後、空き家が発生するおそれが高い区といえます。
また、田園北区や芙蓉区は、高齢化率は40%を超えていますが、75歳以上人口は他の区と比べてもそれほど高いわけではありません。両区とも昭和の終わり頃から開発が進んだ住宅団地であり、今後一斉に高齢化が急速に進むおそれが高く、あと10年すれば中央区と同様の人口構造になると考えられます。
島津、若松、上別府、老良などの各区は高齢化が進行していますが、その伸びは上記の行政区と比べれば緩やかに進むと考えられます。
したがって、今後10年の間に空き家問題が深刻化するおそれが高い地区を3つ挙げるとすれば、中央区、田園北区、芙蓉区となります。